お仕事コラム
半導体の製造!大人気の理由
19.05.23
こんにちは!(^^)!
工場系ならお任せの派遣会社、ワールドです。
ご存知の通り、私たちは製造業にほぼ特化した派遣会社です。
※たまには製造以外のオシゴト案内もさせて頂いていますが99%は製造なんです。
毎日多くの方から、様々なお問い合わせを受け付けています。
その中でも多いのは『半導体製造関連の仕事をしてみたい』というもの。
それは、結構効率的に稼げてしかも仕事が楽だというイメージが大きいところにあるようです。
半導体ってなんだろう?
ところで…
そもそも半導体とはなんでしょうか。
まるで理科の実験みたいなお話になっちゃいますが、物質は、電気を流すものと電気を流さないものに分かれます。
前者を導体、後者を不導体と呼ぶとしましょうか。
導体は電気を流します。(たとえば金属とか水とか。)
不導体は電気を流しません。(たとえば、ゴムとか紙とか。)
ここまでは、詳しく知らなくてもなんとなくわかるかな?と思います。
ただ、ひとつ例外があって、それが半導体です。
つまり、って電気を流したりさなかったりするのが半導体なんです。
ちょっとソーラー電池を頭に思い浮かべてみましょうか!
よく計算機の頭のところについている、光を受け止める窓のようなアレです。
ソーラー電池は、光が当たっている間は電気を通し、計算機が動きますよね。
反対に光が電池に当たっていないときは電気を通しません。(ものすごい超解釈なような気がしてやみませんが、)
半導体ってそんな感じのモノなんです。
何となく親しみがわいてきますよね~
ちなみに、求職中の皆様に最も関心がある部分だと思うのですが、半導体は何分野の製造になるかご存知ですが?
自動車?機械?
いえいえ。
半導体は【電子部品】というカテゴリに分類されているんですよ!
現在、【電子部品関係】製造での求人の場合、半導体製造にかかわる仕事も多いんです。
ちなみに半導体というのは、条件によって電気を通したり通さなかったりするものですが、一般的には、半導体の集積回路=ICのことを「半導体」と呼ぶことが多いようです。
ICの中には、ICチップと呼ばれる「ICの本体」が入っています。
みなさんもデジカメなどに入っているSDカードのようなものをご覧になったことがありませんか?
あのSDカードの中に組み込まれているのがICチップというわけ。
非常に小さなものですが、びっくりするほど賢く、そしてびっくりするほどしっかり働いてくれます。
ICチップは決められた(入力と条件)に対して決まった動作をします。
この機能を利用して、ICは基板上でさまざまな計算を行う役目を持っています。
興味津々!半導体の製造工程!
では半導体はどのように製造されているのでしょうか?
ぶっちゃけ、ここで100%説明することはちょっと困難です汗
びっくりするほど細かな工程に分かれているからです汗汗汗
カタカナの専門用語が多発してしまうので、だんだん読みたくなってしまうかもしれません汗
できるだけわかりやすい言葉を使って簡単に説明したいので、みなさん少しお付き合いくださいネ!
半導体に使用される原料を加工する
これはシリコンウェーハと呼ばれるものですが、シリコンで作られています。
シリコンも説明し始めると、あまりにも説明が長くなってしまいます…
ここでは【鉱物・医師や岩など】から作られた加工品としておきますね。
採掘してきた鉱物を、砕いたり精製したりして、不純物を完全になくします。
鉱物の粉を高熱加工によって一つの大きな塊に形成します。
そして、その塊を、とっても薄い、それこそ皮膚と同じくらいの薄さにスライスしていきます。
半導体原料を洗浄する!
薄くスライスしたウェーハを洗浄します。
洗浄と言っても水と洗剤で洗うわけではありませんよ(笑)
実は半導体製造には目に見えないほど微細な異物がまとわりついていることも許されません。
超音波洗浄機という超専門的な機械を使用してクリーニングするのです!
なんだか難しそうですが、実際の作業はとってもカンタン。
なぜなら、
①スライスしたウェーハとやらを機械の中に入れて
②洗浄液を投入して
③ふたをして
④スイッチオン
だけの作業だからです☆☆
半導体のメイン作業はコレ
今度は、洗浄されたウェーハに、別の工程で開発された、目的に応じた電子回路を転写(プリント)していきます。
1枚のウェーハは結構大きい!
その為たくさんの電子回路をプリントすることができるんですよ。
この電子回路はいろんな計算をする頭脳にあたります。
ウェーハは、頭脳を守る頭蓋骨だとイメージしたらわかりやすいかもしれませんね?
電子回路を転写(プリント)する際に、どうしても異物が付着してしまうんです。
そこでまた洗浄!
その際の洗浄はやはり水と洗剤で洗うのではなく、薬液や反応ガス、イオンの化学反応を使用します。
この洗浄をすることで、ウェーハがとっても汚れに対して強くなる効果もあるんです。
アルミニウムで回路に命を吹き込む!
この段階では、ウェーハはまだまだ役に立つものとは言えません。
ウェーハにプリントされた回路の上に、アルミニウムをくっつけていきます。
このことで、やっと電気が通るようになり、様々な働きをすることができるようになるんです!
気が遠くなるような細かな作業ですが、ほぼ機械によって自動化されています。
私たちは、機械の操作をするだけでOKですよ(*^^)v
完成検査!
ここまで出来たら、一度顕微鏡で表面の状態を確認していきます。
半導体製造の90%以上は、マシンが自動的に行ってくれるので、スタッフさんの仕事はスイッチをオンするだけなのですが、検査だけは人の目を用います。
これだけは、どれだけ研究開発を重ねても、人間の能力にはかなわないみたいです。
検査のあとは…
今までの工程は、半導体製造における【前工程】と呼ばれますが、検査の後は【後工程】と呼ばれています。
後工程では、たくさんの回路がプリントされたウェーハをカットして分離させていきます。
ウェーハは非常に硬いので、普通のハサミやカッターでカットすることはできません!
工業用のダイアモンドを使用してカットするんですって!
そして1つずつバラバラになったウェーハはICチップと呼ばれるものに変貌します。
洗浄作業で頑丈になったICチップではありますが、そうはいってもとってもデリケートなんです。
ICチップにカバーをかけてあげる必要がありますね!
頭脳である電子回路とそれを守る頭蓋骨ですが、このままでは電子回路はまだむき出し状態(人の頭部に例えるなら(眼球)かもしれませんね)です。
目を守るためにゴーグルをかけるイメージだとわかりやすいかもしれませんね。
ICチップにカバーをかけたもの、これが一般的に目にするSDカードのようなものなんです。
後工程の最終工程として、様々な試験を行います。
衝撃を与えたり、湿度を与えたり、つまり日常的に扱っても問題ないかどうかを確認するんです。
ちなみに多くの場合、ICチップは【水分】が苦手です。
携帯やスマホを水に落とすと一瞬で壊れてしまうのはそのためです。
さてさて、半導体関連と言われてもいまいちピンとこなかった業界ですが、少しは親しみを持っていただけたでしょうか?
ワールドからも半導体関連のオシゴトは多数ご紹介できますよ!
良かったら少し覗いてみてくださいね!
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