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お仕事コラム
NC旋盤とは！？～工場内機械作業の花形！～

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NC旋盤とは！？～工場内機械作業の花形！～

18.04.26

あまり寒さを感じない朝を迎えました！

ちょっと前までは氷点下になるような朝もありましたが、このところはそんな日もなくなってきました。

少しずつ夏に近づいているようです。

さて、「NC旋盤」について少し詳しく書きたいと思いまーす。

「NC旋盤」という言葉、求人情報で見かけたことはありませんか？

見かけてことはあっても、どんなモノなのかご存じない方も多いのではないでしょうか。

ちなみにＮＣ旋盤のＮＣとは　【Numerical Control】の略で、日本語では数値制御に該当します。

機械に数値を入力して加工方法を支持するという意味。

さらに、簡単に説明すると金属を加工する機械です。

丸い形のものを加工する機械の事をさします。

丸い円柱の様な金属の長いものから短いものを機械にセットして、端面を綺麗にしたり、ネジにしたり、外形を削ったり、中に溝を作ったり、Rをつけたり、面取りしたり、切り落としたりという風な加工をして製品を作って行きます。

NC旋盤は、基本的に素材側が回転して、刃物をX・Z軸で座標をプログラミングして移動させて行くという形で素材を加工して行きます。

NC旋盤ってどんな仕事なの！？

旋盤工の仕事は、オペレーションとプログラミングなどの機械設定が主な作業内容となります。

製造指示書や図面で、どのような機械でどのような加工が必要か確認します。

加工品に合わせたNCプログラムの作成も行います。

その機械ごとの動作確認も大切な仕事の内の一つです。

担当する機械を使用して、指示通りの加工作業を行います。

加工品を機械にセットして、穴加工を行います。

より良い製品を作るために、創意工夫を考える力が求められます。

加工した製品を取り外し、次の製品をセットします。

加工した製品を確認し、良品かどうか判断する事が非常に大切です。

次の異なる製品を加工するための準備を行います。

加工方法の変更についての知識や技能も求められます。

NC旋盤の種類

NC旋盤にはさまざまなタイプのものがありますので、その一例をご紹介致します。

主軸固定型NC旋盤（バー材供給タイプ）

ワークの長さだけ材料をコレットから出して、主軸を回転させ、刃物台を動かすことで加工する方法です。主軸移動型よりも重切削が得意ですが、ワークが長い場合や細い場合にはブレが発生して精度に影響する可能性があるため適しません。

ボール盤

ドリル工具を回転させて穴あけ加工を行う機械で、リーマ仕上げ、ねじ立てなどの加工も行うことができます。

中ぐり盤

ドリル工具などであけられた穴の内面を、より精度よく、所定の大きさに加工（中ぐり加工）する機械で、他にドリル加工、フライス加工などもできます。

研削盤

バイト、フライス工具などの切削工具の代わりに砥石車を用いて加工する機械で、加工精度がよく、切削加工より優れた仕上げ面が得られるという特長を持っています。

フライス盤

フライス工具と呼ばれる工具を回転させ平面、曲面、みぞなどを加工する機械です。加工に用いる工具には、正面フライス、エンドミル、みぞフライスなど多くの種類があります。

歯切り盤

ホブカッタ、ピニオンカッタ、ラックカッタと呼ばれる工具を用いて歯切り加工をする機械です。

マシニングセンタ

中ぐり、フライス削り、穴あけ、ねじ立て、リーマ仕上げなど多種類の加工を連続で行えるNC工作機械で、それぞれの加工に必要な工具を自動で交換できる機能を備えています。機械の軸構成によって横形、立て形、門形など各種のマシニングセンタが使われています。近年では、直交3軸と旋回2軸とを同時に制御することで、更なる複雑形状の加工を可能にする「5軸制御マシニングセンタ」の普及が進んでいます。

ターニングセンタ

旋盤を複合化したNC工作機械です。NC旋盤の機能をより高め、多くの工具を備え、旋削加工の他に工具を自動で交換できる回転工具主軸を持ち、フライス削り、穴あけ等の加工も行うことができます。更に、旋回（割出し）しながら加工が可能な回転工具主軸を備える機械を特に「（旋盤形）複合加工機」と呼び、近年急速に普及が進んでいます。

切削工具の種類を変更することで、旋盤加工ではさまざまな加工を行うことができます。

シャフトやピン、カラー、ニップルなどのように丸物形状をした部品であれば、旋盤加工だけでも多くの形状へ加工を行うことが可能です。

また、ボルトも旋盤にてネジ切り加工を行うことで製作することができます。